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子育てに不安を感じてる人必見!発達段階の目安になるエリクソンの発達課題

time 2015/09/02

お盆休みで久しぶりに養護教諭をやっている妹と会った時に、

「娘ちゃんは順調に発達課題をクリアしてるね~」

と言われました。

育児は子供それぞれで違うから正解はないし、でも私はちゃんと育児できてるのかな?っていつも悩んでいたり自信がなかったりしていたので妹の言葉にちょっと救われました。

その時教えてもらった『発達課題』というものが興味深かったので今回はそのお話です。

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人間が健全な発達をとげるために大切な発達課題

この「発達課題」「生涯発達」「発達段階論」とも言われています。

発達課題(はったつかだい、英: developmental task)とは、「人間が健全で幸福な発達をとげるために各発達段階で達成しておかなければならない課題」であり、「次の発達段階にスムーズに移行するために、それぞれの発達段階で習得しておくべき課題がある」とされる。また、各段階には健全と相反する危機(英: crisis)が存在し、健全な傾向をのばし、危機的な傾向を小さくしなければならない。教育心理学者のロバート・J・ハヴィガーストが最初に提唱し、その後エリク・H・エリクソンなど様々な心理学者がそれぞれの発達課題を提言しており、その内容は一様ではない。
引用元-wikipedia

調べてみると、心理学者さんごとに個々の発達課題を提言されているようなんですが、今回養護教諭である妹から教えてもらったものは、エリク・H・エリクソンさんが提唱している発達課題です。

人生を8段階にわけるエリクソンの発達課題とは?

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発達課題を提言している学者の中でもパイオニアとされているのがエリク・H・エリクソンの発達課題。
発達心理学を学ぶ人なら誰でも知っているようなものらしいです。

このエリクソンの発達課題は人生を8段階にわけ、その段階ごとに課題を設定。
その課題が成功(ポジティブ)か不成功(ネガティブ)かで成長具合を判断するものです。

エリクソンの発達課題の一番の特徴は、すべてがポジティブでなければいけない、というわけではないところです。

正常な発達をするためにはポジティブとネガティブ、両方の関係性が非常に重要だということ。

両者のバランスが重要だけど、でもポジティブにかたむく状態が理想的なんだそうです。

ポジティブとネガティブのバランスを経験・体験していくことにより、自分の人生をよりよく生きていけるような力をつける。

それがエリクソンの発達課題なんですね。

だから間違えた方向にいっても途中で修正することも可能だということです。

段階別 エリクソンの発達課題

発達課題の段階を表にまとめてみました。

段階 時期 導かれる要素 心理的課題
第1段階 乳児期(0歳~1歳半) 希望 基本的信頼 vs. 不信
第2段階 幼児前期(1歳半~3歳) 意思 自律性 vs. 恥、疑惑
第3段階 幼児後期(3歳~6歳) 目的 積極性 vs. 罪悪感
第4段階 児童期(6歳~13歳) 有能感 勤勉性 vs. 劣等感
第5段階 青年期(13歳~22歳) 忠誠心 同一性 vs. 同一性の拡散
第6段階 初期成年期(22歳~40歳) 親密性 vs. 孤独
第7段階 成年期(40歳~65歳) 世話 生殖 vs. 自己没頭
第8段階 成熟期(65歳~) 賢さ 自己統合 vs. 絶望

上記のように段階ごとに課題があり、それに伴い導かれる要素が設定されています。

では各段階について詳しく見てみましょう。

第1段階 乳児期(0歳~1歳半頃)

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発達課題の第1段階は0歳~1歳半頃までの乳児期を一括りとしています。

乳児期に導かれる要素は「希望」です。

乳児期は人生の土台となる段階で、導かれる「希望」という要素が「自己肯定感」などと大きくかかわってきます。

泣けば抱っこしてもらえる。いつも見守ってもらえている。スキンシップを取り声をかけてもらえる。

そんな安心感こそが乳児期のポジティブである「基本的信頼」につながります。

これはスキンシップの大切さとも関連してきますが、子供が自立していく上でとても重要なことなんです。

適切な親子関係を築く!こどもとスキンシップする意味とは?

でもいつも要求に応えられるわけではありませんよね。
お母さんだって、家事もあるし忙しいんです。

なので結果的にポジティブが勝っていれば土台作りは大丈夫です。

もしちょっと淋しい思いさせちゃったかな。。って思ったら、その分大目に抱きしめてあげる

そうやって基本的信頼が不信を上回るようにしてみましょう。

基本的には、授乳と泣いたら適度に抱っこしてあげるなどでポジティブが上回るはずです。

もちろん、母乳でもミルクでも抱っこしていれば関係ありません。
触れている、ということが大切です。

基本的信頼が不信を上回れば、お母さんの姿がちょっと見えなくなっても、そのうち帰ってくるから大丈夫。そのうち会えるから大丈夫。という風に少しずつ自立心が芽生えてきます。

第2段階 幼児前期(1歳半~3歳頃)

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発達課題の第2段階は1歳半~3歳頃までの幼児前期を一括りとしています。

幼児前期に導かれる要素は「意志」です。

この時期は急速に言葉を覚えていくことにより、今まで親→赤ちゃんと一方的だったやりとりに変化が現れます。

それとともに、私が!僕が!という自己主張もでてきます。

一般に言われている魔の2歳児の時期(イヤイヤ期)がこの段階。
イヤイヤ期は正常な発達段階の1つなんです。

しっかりと自分の意思を持って伝えようとしているのだけれど、上手に伝えられない。
そのジレンマがイヤイヤ期です。

また、この時期の「自分がやる!」というものもこの段階のポジティブである「自立性」です。

この時期は、自分でやってみる「自立性」失敗するかも?怒られるかも?という「恥、疑惑」とのバランスが重要。

「自立性」と「恥、疑惑」を体験し、「自立性」が優位に立ったとき、自分の意志を形成することができます。

その為には乳児期以上に見守り、時にはげますことが大切です。

うまくできたら褒めてあげる。失敗してもやる気を削がないように注意ばかりしない。
まったく注意しないのも正しさを伝えられないしネガティブの「恥、疑惑」を体験できないので、適度に注意・叱ることは必要です。

あくまでも「自立性」を「恥、疑惑」が上まらない程度に体験させてあげましょう。

失敗しつつもそれを乗り越えて成功した!という体験をたくさんさせてあげることが重要です。

第3段階 幼児後期(3歳~6歳頃)

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発達課題の第3段階は3歳~6歳頃までの幼児後期を一括りとしています。

幼児後期に導かれる要素は「目的」です。

幼児前期にしっかり自立性が育まれしっかりとした「意志」を持つようになると、自ら考え行動する「積極性」がうまれます。

あれもしたいな、こうしてみたいな。

そうやって、親の指示ではなく、自分で考えて話したり動けるようになります。

ごっこ遊びで自発的に人形のお世話をしてみたり、子供から親へお願い事をしてみたり。

自分以外の同年代の子に興味を持ち、一緒に遊んでみるのもこれくらいの時期です。

受身だった赤ちゃんの頃と比べると、子供からアクションすることがとても多くなって成長に感動したりしますよね。

ですが、この段階の子供はまだ善か悪か。安全か危険かなどがわかりません

自分以外とのかかわりの中で、時に自分の思い通りにならないことも経験するようになります。
危険なことをして親からの注意・叱責を受けることも。

そんな処罰されるかもしれないという不安こそがこの段階のネガティブである「罪悪感」です。

行動して学ぼうとする「積極性」他人とかかわることで生まれる「罪悪感」のバランスが「目的(を持つ)」心を育みます。

この「目的を持つ」ことは、これからの人生をよりよく生きて行くために必要な力です。

ここで躾のためなどで叱りすぎて「罪悪感」のほうが優位に立ってしまうと、「積極性」がなくなり自主性のない「指示待ち」の子供になってしまいます。

適度に叱り、よくできたときにはおもいっきり褒めてあげる。
バランスをうまくとり積極性を育てることで、自ら目的を持って考え動けるようになります。

第4段階 児童期(6歳~13歳頃)

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発達課題の第4段階は6歳~13歳頃までの児童期を一括りとしています。

児童期に導かれる要素は「有能感」です。

この時期は主な生活の舞台が家から小学校に移行して一気に世界が広がる時期です。

同年代の友人と長く行動をともにし知識を学ぶ中で、自分が得意とするもの・不得意とするものを感じ取り成長していきます。

競争が少なく守られた状態から徐々に離れ、成績などの具体的な数値化をされる中で「積極性」「罪悪感」の拮抗を抱えながら工夫や努力をし、自分の望むことを達成していく。

そのための原動力が「勤勉性」です。

反対に、新しい環境の中でライバルに負ける、団体競技などでの勝ち・負けに伴う喜びや悔しさなどの「傷つき体験」も経験していきます。

これがこの段階のネガティブである「劣等感」です。

「劣等感」も感じつつ「勤勉性」が勝ることで、「自分はやればできる!」という「有能感」を育むことができます。

この段階で「劣等感」が勝ってしまうと、「自分は何をやってもダメなんだ」「頑張っても意味がない」など自己評価の低い子供になってしまいます。

たくさんいろんな経験をさせ、失敗しても叱るだけでなく頑張った過程をほめてあげる、などで有能感を伸ばしてあげることが重要です。

第5段階 青年期(13歳~22歳頃)

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発達課題の第5段階は13歳~22歳頃までの青年期を一括りとしています。

青年期に導かれる要素は「忠誠心」です。

この時期は急激な世界の広がりに、自分のアイデンティティが揺らぐことになります。

「自分ってなに?」「○○においての自分の意味は?」など、自分自身は何者なのか考えることになります。

自分とは何か?が確立されていないうちは、憧れなどを原動力に他人との「同一化」を目指します。

好きなアイドルと同じ髪型にする。好きな人と同じ本を読んでみる、など誰もが経験したことがあるのではないでしょうか?

そのうち、この人のここは好きだけどここは違うかな。この考えは好きだけどこれは嫌いだな。と、ただの真似ではなく自分の考えが生まれてきます。

こうした繰り返しで、人は自分のアイデンティティを獲得していくんです。

自分だけのアイデンティティを確立していくことは、今までの発達課題とは比べ物にならないくらいのエネルギーが必要になります。

自分が自分であることに誇りを持ち、周囲の人々の中での自分の居場所を確保しながら、自分は周囲の人々に受け入れられているのだろうか?といった孤独感や迷い・動揺と向き合い戦う。

アイデンティティの確立がアイデンティティの拡散を上回ることによって、自分はここにいてもいいんだという「忠誠心や帰属感」を獲得することができます。

うまくアイデンティティの確立ができず、拡散が上回った場合、「自分はどうしたいのか?」「自分はどう思っているのか?」などがわからないまま、精神的に不安定な状態を抱えてしまうことになります。

自分がわからなければ自分自身を愛することもできませんし、自分の居場所もわからないまま悩み続けることに。

非行に走ったり、精神的な病にかかりやすいのがこの時期に多いのは、アイデンティティの確立がとても難しいからでもあります。

エリクソンの発達課題 まとめ

エリクソンの発達課題、いかがでしたか?
子育て中の親なら気になる心理発達のお話がつまっていたのではないかと思います。

今回は子育て中にスポットを当て、第5段階の青年期までをご紹介しました。

第6段階以降も興味深いお話なのですが、それはまた大人の発達課題として別にまとめていきたいと思います。

第6段階以降の大人の発達課題も興味がある方は、
あなたは大丈夫?エリクソンの発達課題は実は大人になってからも続いている!で記事にしているのでぜひ読んでみてくださいね。

このエリクソンの発達課題がすべてではありませんが、育児に悩んだり不安を抱えている方は、参考にしてみてもいいのではないでしょうか?

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ゆいくり

ゆいくり

30代の子育て中主婦。在宅勤務OK!という理解ある会社に拾っていただき、そこで働きながらフリーランスとしても活動中。webサイト製作などを中心に活動しています。 [詳細]